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日本漁業の「獲りすぎ・頑張りすぎ」について考える連載【頑張りすぎていませんか?―変わる漁業と、現場の不安と―の1回目。これから宜しくお願いいたします。

 

さて、漁師さんの「頑張りすぎ」を指摘する人に対しよくある反論の1つ。

「漁獲が減ったのは、魚ではなく漁船や漁師さんが減ったからじゃ?」。

 

たしかに魚種によっては魚自体ではなく、漁師さんが足りないせいで獲れなくなっています

例:ニギス(太平洋系 903ページ)http://abchan.fra.go.jp/digests28/details/2828.pdf

また、貝や海藻などでは人手不足によって資源が採り切れない場合も多いようです。

 

ただし多くの魚種はやはり資源自体が減っているという見方が自然でしょう。

「1回漁をしたら平均何トン魚が獲れるか」という数字が下がっているからです。

漁業者が減っただけで魚が減っていないとすれば、この数字は落ちないはずです。

 

政府の調査では、主要魚種の半分近くが「低位=量が少ない」と診断されています。

http://abchan.fra.go.jp/digests28/index.html

(具体的な数字を見たい方は、魚種別系群別の「単位漁獲努力量あたりの漁獲量=CPUE」を見てみてください)